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御獅子舞のギャラリー
宇土御獅子舞の由来
宇土御獅子舞は1740年(元文五年)細川家宇土支藩五代目藩主細川興文公が心願成就のため、西岡神宮へ獅子舞の奉納を思い立たれたことに始まります。獅子頭は、八代の獅子家元より唐伝統の古代獅子雌雄一対を譲り受け、舞の型は長崎で唐独特の舞を学び、更に工夫を加えて、勇壮で豪快な独自の舞の型を完成させ現在に至っています。神宮例祭での奉納の舞方は、本町一丁目(現在)の町人に申し付けられ、祭当日は特別に身分を武士待遇として扱うとともに毎年御扶地米十五俵と「御獅子組」の名称が与えられました。以後270年にわたり、毎年10月19日に国家安泰、五穀豊穣を祈願して神宮へ御神事舞方が奉納されています。また、これに付随して行われるようになった牡丹山車の行列は、絢爛豪華そのもので花に戯れる獅子の姿は平安朝時代を彷彿させる絵巻物のようです。獅子頭の重さは約5㎏、胴体(衣装)の重さが約30㎏で総重量は約35㎏。さらに舞い終わった後の汗を含むと、総重量は約40㎏にも及びます。舞は、前段と後段に分かれ、前段は主として、山野を駆け廻り獅子を探す玉振りの動作を現します。後段は、玉振りと獅子が一体となって楽しく遊ぶ動作を現しています。身軽い動作をせず重厚で重量感があるところにこの獅子舞の特徴があります。この御獅子舞は、昭和36年に熊本県重要無形文化財に指定され、現在も本町一丁目を中心とする宇土御獅子舞保存会により、継承されています。
- 一 楽回り
- 二 春眠
- 三 そらとぼけ
- 四 楽の遊び
- 五 せりくらべ(競り比べ)
- 六 玉拾い
- 七 合戦
- 八 千秋万歳
獅子組(保存会)の組織
獅子組(保存会)年中行事
1月14日 | 左義長の儀 |
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6月18日 | 三宮社御通夜の儀 |
10月1日 | 注連卸(祭礼飾卸)の儀 |
10月18日 | 祭礼護夜の儀 |
10月19日 | 御神事舞方の儀 |
10月20日 | 神文伺の儀 |
11月19日 | 獅子頭護渡しの儀 |